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母の白髪事情。

私の記憶がある中で、祖母は白髪になった後だった。記憶がある中では祖母はまだ60代前半だったと思う。
ただ、量や艶はしっかりあってボリュームのある白髪のボブだった。
母も量は多く黒々としたショートカットだった。
それを受け継いだ私も量がとても多くて癖も強く扱いにくい髪質でいつも悩みの種。

母も祖母が早くから白髪だったから自分も白髪になるものだと思っていたらしい。だけど60代になっても黒髪から白髪も探さないと見つけられない程の髪だった。祖父の遺伝かな・・・なんて話していた矢先。
気が付くと頭の真上から左側だけが白髪が見てわかるほどの白髪が出てきた。右はないのにね・・・なんて不思議に話していた。
ある日、キッチンで急に転んだ母。「滑ったかな」なんて笑っていたんだけどこれが後に大きな病気が隠れているとはそこにいた兄妹も気が付かなかった。
子供の用事で出かけていたある日。父から電話で母が出先で倒れたとのこと。救急車で運ばれるからとの事。用事を切り上げて急いで病院に駆けつけると血圧があり得ない程上がり切って図れない状態になっていた。そこで告げられたのが「脳梗塞」だと。今血圧を下げる処置とオペをするか投薬治療するか検討するところだと。検査を待つ待合室で、先日キッチンで転んだ他にも廊下で転んだり言葉が出にくかったりしていたと父から聞いた。だけど誰もがあの時、脳の病気を疑う事はなかった。医療従事者もいなければ病気に詳しい人もおらずただただ、老化だとわらっていたぐらいだった。やっと検査が終わり医師の説明によると詰まった場所が難しい所でもありオペはハイリスクだと。なので投薬治療と血圧の薬、血液さらさらになる薬を一生続けるのと3カ月に一度の検査で様子を見る事になった。ただ、再発の可能性が高くもっと注意深く見ていかなければいけないのと内出血も命取りになるのでとのことだった。一度出血してしまうと止まらなくなるのと緊急オペが受けれないとのことだった。
後に大変な事になるなんてアノ時にもう少し知識を持っていれば何か変わったのか?と今でも自問自答する。白髪染め,市販,40代